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小林よしのり
2020.7.30 09:57日々の出来事

元気いっぱいの曝露者を入院さすな

コロナに曝露して発症しない元気な人が、なぜ東京と
大阪ばかりで発見されるのか、不思議だと思っていた。

ようやく全国の県でも、元気いっぱいのコロナ曝露者
が増え始めた。
気付きもしなかったという人や、鼻かぜ気味という人が
続々発見されている。
これで不思議がなくなった。不平等もなくなった。
第一波はこうして全国で集団免疫が完成されてから
終わるのだ。

スウェーデンは集団免疫が出来て、もう夏のレジャー
でコロナという言葉すら忘れて楽しんでいる。
もちろんマスクなしで。
検査の陽性者だけが増えているのに、第二波なんか
ないようだ。

日本は中途半端な自粛のせいで、今頃、集団免疫に
向かってコロナが全国展開をしている。
邪魔をしても無駄だ。
コロナ君からは逃げられない。

日本はようやくコロナの死亡者1000人で、インフル
エンザの毎年の直接死3000人、間接死10000人に
及ばず、昨日は全国で3人、東京は0人で、実質終わ
っている。

東京の実効再生産数は1・07で、1・0に接近中。
もう1人が1人に曝露させるのが精一杯。
曝露して隔離させられた人たちも、98%は無症状か、
ちょっと鼻がぐずつくくらいで、たちまち陰性になって
続々退院、日常復帰だ。

PCR検査の陽性者は曝露者ではあっても、感染者
ではない。
1000万人くらい曝露しても、発症する人はその中の
わずか2%。

巨大な幻影をマスコミが作り出し、国民が洗脳されて
怯えている。
今はマスコミが第一権力、都道府県知事が第2権力、
政府が第3権力という状況だ。

この馬鹿馬鹿しい国民総発狂の様子を、わしは漫画家
として描写しつくして後世に残すのだ。
まさに漫画でしか描けない状況ではないか。
こんな馬鹿ばっかりだったんだぞと、実名と似顔絵を
描いて、子々孫々まで残そう。

全国の大学の図書館で、一番たくさん置いてある漫画は
わしの『戦争論』らしい。
8月20日発売の『コロナ論』もぜひ大学の図書館に
収納してくれ。
感染症が流行った時に、マスコミが何を報じ、政治家が
どう無能を晒し、国民がどのくらいパニックになって、
社会が発狂していくか、学問のために役に立つ重要な
本になるぞ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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